うつ病を治すための個人的方法

個人的経験からうつ病の効果的な治し方について解説していく。

食事の改善について6 食べるべきでないものー精白穀物のみの食事・その他

これは全粒穀物職と対をなすものであるが、精白穀物のみを主食とした場合には心身の健康上に様々な害が現れてくる。その主たる原因はやはり、本来の全粒穀物に含まれているはずの豊富な栄養素が、精白穀物にはごっそりと抜け落ちてしまっていることだ。特に脳の機能の正常化に深く関わっているビタミンB群が決定的に不足してしまっていることは、うつ病からの回復に大きな弊害となってしまう。

 

精白穀物のみの食事をとった場合、体内の血糖値は急激に上昇するが、それに伴って体を調節する役目を担うはずの微量物質が欠落するため、心筋梗塞脳梗塞など種々の病の危険性を飛躍的にあげる結果となってしまう。さらに体が本来摂取されるはずだった栄養素を他の食物から得ようとして、過剰な食欲を誘発する一因ともなってしまう。

 

しかし、私達は子供の頃から子供の頃から精白穀物のみの食事に慣らされてしまっている。白米のごはんだけではなく、うどんやらーめん、食パン、パスタなど、普通の生活をしていて口にするのは間違いなく、精白穀物ばかりなのである。よってこの習慣から抜け出すためには、それなりに意識をして日常生活を送る必要がある。できれば毎日朝食と夕食は玄米食にするなど、自分自身である程度の規則を作って習慣化していくのが良いだろう。

 

ただし、あくまでも精白穀物のみの食事がよくないのであって、適度に全粒穀物を取り入れた場合は、精白穀物にもそれなりの利用価値がある。何より消化によく、手頃なエネルギー源となるという特性はありがたいものである。発芽玄米食を毎日茶碗2杯、乾燥米にして150~200g程度摂っていれば、のこりの空腹を満たす分は精白穀物を利用しても問題はないだろう。

 

  • 過剰な油類

過剰な油が健康を害することは今では誰もが知っている事実であろう。自然界では希少である油類が過剰に体内に摂取されると、代謝されきれない分が体内の各所に脂肪として蓄積され、種々の疾病を巻き起こす。

 

油もまた、その立ち位置としては砂糖と似たものがある。極力なエネルギーの塊であるがゆえに、飢餓に備えるという自然の本能を持った人間に一時的な快楽をもたらし、ある種の依存症状を引き起こすのである。こうした特性から過剰な油分を持つ加工食品もまた、資本主義市場では定番の商品として扱われている。スナック菓子や弁当の中の惣菜、コンビニの店頭で気軽に売られている唐揚げやフライドチキン。一度小売店に足を踏み入れれば、食品売り場には数え切れないほどの油分によって加工された食品が見つかる。

 

よって過剰な脂分を避けるためには、まず出来うる限り出来合いの食品に手を出さず、自分自身で調理した食品のみを食べる習慣をつけるべきだろう。過剰な油分もまた、砂糖と同じく人間にとっては不必要なものなので、一度習慣として揚げ物などを摂取しないことを身に着けてしまえば、特段苦もなく健康的に毎日を送ることが可能になる。

 

  • 過剰な塩

過剰な塩分が高血圧の引き金となることはすでに常識の範囲である。精製された塩分もまた、人間の体にとっては不自然な物質であり治癒力を妨げる原因の一つとなる。特に塩分の過剰摂取の原因となるのは、やはり間食として多食してしまいがちなスナック菓子類だろう。こうした菓子類に手を付けることを止め、その代わり規則正しい時間に摂る三度の栄養的に配慮された食事で満腹を覚えることで、自然と塩分の過剰摂取を抑えることができるようになるだろう。

 

・カフェイン

こちらは睡眠の項で述べたので、再度詳述する必要はないだろう。もしどうしてもカフェイン類を摂りたいのならば、一日に一度、早朝に緑茶などの他の薬効が期待できるものから摂取するのが良い。