精神科医に頼らないうつ病治療の概要について
さて、前置きが長くなってしまったが、本記事からはいよいよ具体的なうつ病治療の方法について述べていこうと思う。もちろんこれから述べる方法論は絶対というものではなく、あくまで私個人が様々な実践の中から合理的で有益だったと判断したものを載せていくのみである。読者の皆様は、その中から自分に活かせそうなものを見つけ、さらにそれを参考にしながら自分なりに改良を加えるなどしてより効果的なやり方を探っていってほしいと思う。大切なのは決して諦めないこと、そして一つの方法が駄目でも必ず他にも道はあると信じ、実践をやめないことである。
このブログでは「これをやったらうつ病が良くなった」というような一つの治療法を押し売りするものではない。うつ病が精神という人間の最も高度で繊細な機能に対する病である以上、その対処方法も様々な方面の知識を複合的に組み合わせたものである必要があると考える。具体的な手段の概要は以下の通りである。
○断薬
○生活習慣の改善
・睡眠の改善
・食事の改善
・運動
・禁欲
○精神療法
・ヨーガ・瞑想
・思考法の改善
○漢方・薬草療法
代替療法で一般的な考え方では、病というものは人間の本来あるべき自然の姿から逸脱した時に起こるものであるとされている。病を治療するというのは、すなわちそうした自然の治癒力をいかにして取り戻すかということであり、そのためには今までの間違った生活習慣をきちんと認識し、それを改めていく必要がある。
特にうつ病のような心身相関的な慢性病の場合は、自身の気づきによる生活習慣や思考習慣の改善によって見違えるほどに効果があるものである。それは決して一朝一夕に効果が出るようなものではない。しかし、病というものが自分の人生からの根本的な問いかけであるということを認識し、より望ましい方向へと実践を続けるならば、薄皮を剥くように一つずつ、だが確実に結果が現れていくことだろう。
次回からは本記事で列挙した概要の一つ一つの項目について、より詳細な知識と実践法を紹介していくつもりである。